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2020/04/17

【前兆】名古屋の住宅街など各地で野生のニホンカモシカが出没~地震前兆か?



【最新・有料note記事】

この1週間ほどで、富山市、名古屋市、山形県でカモシカが里に出没するのが相次いで見られたが、動物の異常行動としての地震前兆現象である可能性を検討する。




■4/10富山市

各地のカモシカ出没を、時間軸に沿って紹介する。

まず4/10 9:30頃には、富山県富山市豊田町の、国道8号・中島インターチェンジ近くに、特別天然記念物のニホンカモシカ1頭が出没した。
ニホンカモシカは、多くの車が行きかう道を横断したという。

警察官や県の職員らが網と吹き矢で捕獲を試みたが逃げられ、その後に富岩運河の中島閘門の敷地内で捕獲されて、山に返された。

チューリップテレビ:『富山市 こんなところに…カモシカ!/富山』
 

■名古屋市

4/17 7:45頃、名古屋市名東区富が丘の住宅街の路上に「シカが1頭いる」と110番があった。


【写真】名古屋市に出没し民家の庭に逃げ込んだニホンカモシカ(中日新聞)


その後に民家の敷地内に逃げ込んだが、名東署員や名東猟友会の会員らが取り囲み、麻酔付きの吹き矢で捕獲した。

中日新聞:『名古屋の住宅街にカモシカ、警察官らが捕獲』
 

下記のYouTube中日新聞チャンネルで、捕獲時の動画が見られる。


 

■山形県では新幹線と衝突

4/17 8:50頃、山形県でもカモシカが出没した。
東京発新庄行き山形新幹線つばさ121号が、JR奥羽線茂吉記念館前(山形県上山市)~蔵王(山形市)間でカモシカと衝突した。
このため、山形新幹線は一時運転を見合わせた。

日刊スポーツ:『山形新幹線とカモシカ衝突 41分遅れで運転再開』
 

■ニホンカモシカの習性など

カモシカの中でも「ニホンカモシカ」は日本の固有種で、北海道と中国地方を除く本州・四国・九州の山地や丘陵地帯に生息する。

岩場や急斜面のある森林に棲み、低木の葉、芽、小枝、花、実を食べている。
九州・四国地方のニホンカモシカは生息数が減少し、環境省が「絶滅の恐れのある地域個体群」に指定している。

通常カモシカは人を襲わない動物で、帰巣本能もある。
街に出没して出会った時には、刺激しないようにすることが大切だ。

https://yamahack.com/1767

■地震前兆の可能性は?

名古屋市から山形県の蔵王あたりまでは、450kmほどの距離がある。
もし地震前兆だとすれば、日本海側あたりで、かなり大規模な地震が起きる可能性を考えたくなってくる。

だが、このように、あまり広範囲でカモシカの出没が見られる場合は、地震前兆以外の要因を検討しなければならない。

カモシカの習性として、1年間のうち最も食べものが豊かな春に、出産して子育てを始めるという。
そのため、エサ集めなどに行動範囲が広がっている可能性はあるだろう。

これらの要素を判断すると、カモシカの出没が地震前兆現象である可能性は低くなるが、念のためということがあるので、この記事で紹介することにした。


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注文後4日で届いたが、通常はもう少し日数がかかりそう。




【動画】